2021.09.19
※本年の「マコモタケ」の収穫及び使用は終了いたしました。
皆さん 「マコモタケ」ってご存じですか。
イネ科マコモ属の多年草で、河川や湖沼や休耕田等の水辺に群生しているのを
見かけることがあります。さながら巨大なイネといった様子で、草丈は2~2.5m
にも生育します。
日本全国でも特産にしていこうという動きが各地で見られ、富山県内でも各地で
栽培されるようになりました。
中国をはじめ、東南アジア諸国では古くから食用や薬用として食される身近な
植物で、クセがほとんどなく柔らかい筍の様な歯ざわりがあり、ほのかな甘みと
かすかにとうもろこしの様な香りがします。中華料理では高級食材として使われて
いる食材の一つです。
このマコモには黒穂菌(くろほきん)が寄生しやすく、寄生した黒穂菌の
影響で根元の茎が肥大化してきます。その膨らんで大きくなった茎の部分を
「マコモタケ」と呼びます。菌だと聞くと不安に思われる方もいるかと思い
ますが、食用菌ですので黒い斑点が出ていても、食べても安全なので心配は
いりません😁
生でも美味しく食べられますが、加熱すると甘みが増すので、グリルや炭火などで
素焼きにするのもおすすめですが、油との相性が良いので、炒め物や天ぷらにして
食べるのも最適です😋
規格外野菜ではありませんが、富山県産の旬の「マコモタケ」を是非ともご賞味
いただければと思います。